長嶺宏一の「お手軽に手に入る防寒具で効果的に体温を守りたい」
気温が低くなると免疫機能も下がり、風邪などをひきやすくなります。健康維持のためにも体を冷やしたくないものです。ここではお手軽に手に入る防寒具で効率よく体温を確保する方法を考えてみました。
お手軽に寒さから体を守りたい
寒い季節になってきました。寒さは健康にも良くありません。寒さは血液の循環に影響を与えます。寒さによって血管が収縮すると、血液の流れが悪くなりますね。
寒さで血液の流れが悪くなると、体の末端の組織に十分な血液や酸素が届かなくなり、冷えすぎると指先がしびれたりします。また、寒さによって血圧が上昇することもあるそうです。寒さによって交感神経が優位になると、心拍数や血圧が上昇するからだそうです。血圧が高い状態が続くと、動脈硬化や高血圧性心不全などの病気が懸念されますね。免疫機能の低下により感染症などに罹りやすくなると考えられます。
では、寒さによる健康への悪影響を防ぐために、注意したいこととは何でしょうか?一般的には、室内を適度な温度に保つ。暖かい服装をする。血行を促す運動をする。ということが挙げられるのではないでしょうか。ここではお手軽に手に入るグッズで体温を保存するために、100円ショップなどで手に入る防寒具で効率的に体温を守る方法について考えてみたいと思います。
防寒用アンダーウェア:
防寒具の効果は気温や活動レベルによって異なりますが、具体的に例を挙げながら考えていきましょう。
寒冷な環境では、通気性があり保温性の高いアンダーウェアが重要ですね。特に吸湿発熱素材が使われたものが効果的です。100円ショップで手に入るものではハラマキ、ホカロンがあるでしょう。
断熱性の高い手袋
手は寒さに敏感であり、断熱性の高い手袋が効果があるでしょう。最近は100円よりも高い商品も100円ショップで見かけます。厚手で裏地のついている手袋もありますね。また、手袋をしながらスマホが使える手袋や、手先の作業がし易いように指先が出せる手袋も見かけます。
断熱性の高い帽子やヘッドギア
頭部は体温の逃げやすい部位なので、保温性が高い帽子やヘッドギアが必要でしょう。
ネックガードやスカーフ
首元の保温も大切です。ネックガードやスカーフを使って、首と顔を守りましょう。
これらのアイテムを組み合わせることで、寒冷な気温の日でも快適に過ごすことができると思います。ただし、日々の活動の程度や気温によって必要なアイテムが変わると思われるため、状況に応じて対応できるように用意しておくと良いと思います。100円ショップなどでお手軽に買えるものであれば、用意しやすいですね。
人間の体の中で最も体温が逃げやすい場所はどこでしょうか?
人間の体温が逃げやすい場所は、一般的に頭部と言われていますす。頭部は体表面積に対して比較的大きく、さらに頭皮や顔は薄い組織で覆われています。体温の約10%が頭部から失われると言われています。したがって、寒冷な環境では帽子やヘッドギアを着用することが特に重要です。頭部を保温することで、体温の逃げを最小限に抑え、全体的な体温調節が向上が期待出来るでしょう。
脚ではどこが冷えやすいでしょう?
脚の中でも特に冷えやすい場所は、足先やくるぶし周辺です。足先は遠く心臓から離れており、血液が遠心的に送り出されるため、冷えやすい傾向があります。また、くるぶし周辺も血管や血流が表面に近いため、外部からの冷気の影響を受けやすい部位です。
寒冷な環境では、特に防水で断熱性のある靴やブーツ、厚手の靴下などを使用して足先を保温し、寒風や雨から守ることが重要です。くるぶし周辺も、適切な防寒具で覆っておくと快適に過ごすことができます。足先やくるぶしを重点的に温かく保つことで、全体的な体温調節が効果的に行えます。冬場は厚手の靴下も100円ショップ等で、安価に見つけることが出来ると思います。
首の周りはどうでしょう?
首の周りも体温が逃げやすい場所の一つです。首は比較的薄い皮膚で覆われ、動脈や静脈、神経が集中しています。血管が表面に近い位置にあるため、寒冷な環境では血流が冷やされやすく、その結果として体温の逃げが増えることがあります。
ネックガード、スカーフ、マフラー、ネックウォーマーなどを使って首元を覆うことで、首の周りを保温し、寒冷な環境からの保護が可能です。首元をしっかりと覆うことで、寒風や低温の影響を軽減し、全体的な体温調節をサポートします。特に風の強い日や極寒の環境では、首の保護は重要でしょう。
胴体の中ではどうでしょうか?
胴体の中でも、特に背中や腰部分が冷えやすいとされています。これは、背中や腰が比較的大きな表面積を持ち、また内臓や骨盤などの深い構造があるためです。外部からの冷気がこれらの部分に影響を与えやすく、また内部の器官や骨が近くにあることから、体温の調整が難しいとされています。ハラマキは効果的でしょう。最近は100円ショップでも見かけるようになりました。
足の付け根はどうでしょう?
下腹部や足の付け根も寒冷な環境で冷えやすい場所です。これらの部位は主に大腿動脈や大動脈が通っており、血流が集中していますが、同時に比較的浅い位置に位置しています。そのため、寒冷な外部環境に晒されると冷えやすくなります。
寒冷な状況では、以下の点に注意してこれらの部位を保温することが重要です:
下腹部: 下腹部は通気性のある服で覆われていない場合、冷気の影響を受けやすいです。適切な防寒具で下腹部を覆い、保温します。
足の付け根(鼠径部): 鼠径部も血管が集中しているため冷えやすいです。寒冷な環境では、保温性の高い下着や適切なパンツを選ぶことが重要でしょう。
また、足の付け根や下腹部は風通しの良い場所でもありますので、風の影響を受けないように注意が必要です。特に防風性のある外部シェルを利用すると良いでしょう。これらの部位も含め、全体的な体温調整を考慮して適切な対策を取ることが望まれるでしょう。冷えが気になる場合は、使い捨てカイロなどを使用するのも有効と思います。
その他の冷えやすい箇所
寒冷な環境では、断熱性の高いコートやジャケットを着用して背中や腰を覆い、体温の逃げを防ぐことが重要です。特に防風性や防水性がある外部シェルを使用することで、寒風や雨から保護されます。また、アンダーウェアや中間層にも保温性の高い素材を選ぶことで、胴体全体の体温を維持しやすくなると思います。
他にも冷えやすい場所はいくつかあります。特に寒冷な環境や寒冷な条件下で冷えを感じやすい箇所は体温をキープしたいとろでしょう。
手首と手の甲
手首や手の甲は血管が表面に近いため、冷気の影響を受けやすいです。手袋や手首を覆うアクセサリーを利用して保温することが重要です。