ミスチルやナオトインティライミが所属する事務所エンジン。社長である谷口和弘が心がけるマネジメント。
ミスチルやナオトインティライミといった既に売れているアーティストが所属する、少数精鋭の事務所というイメージがある、「エンジン」。社長の谷口和弘は、25年ほどミスチルのマネージャーとしてバンドをサポートしている。社長になる前、なった後、どんなマネジメントを心がけているのか調べてみた。
1997年に烏龍舎に入社し、1999年にマネジメント業務に携わるようになった谷口和弘ですが、当時1999年といえば、名曲『光の射す方へ』をリリースする頃。
そこから9thアルバム『Q』のレコーディングのため、山形のスタジオや、ニューヨークレコーディングへも同行。
機材操作をミスしたり、なかなかスムーズにいかないことも多いながら、メンバーと寝食を共にし、少しづつ信頼を築いていったようです。
マネジメント経験のない当時23歳~24歳くらいの若者が、年上の既に売れているメガバンド・ミスチルの担当になる、かなりの重圧だと思います。
当時のマネージャーは、チーフマネージャーと、谷口和弘の2人体制。
チーフが抜け、谷口和弘が1人体制でマネジメントをするようになってからは、企業タイアップ企画などは重圧がすごかったようです。
クライアントや代理店が大人数で挑んでくる際も、マネージャー谷口和弘は1人。しかも、20代の若手。
「自分が舐められたらMr.Childrenが舐められる!」と思い、かなり気を張っていたようです。(引用:https://www.musicman.co.jp/interview/19712)
そんな中、徐々にマネジメント経験も積み、メンバーとの信頼関係を築いていきます。
出展:Youtube
ナオト・インティライミ「カーニバる?」Music Video
ナオト・インティライミ「カーニバる?」 2010年4月7日発売 ☆各種配信サイトはこちら https://umj.lnk.to/naotocar ☆OFFICIAL ...
サッカーが繋いだ縁は、ミスチルだけではありませんでした。
サッカーで出会った、ナオト・インティライミのマネジメントも烏龍舎時代に、谷口和弘が受け持ちます。
ナオト・インティライミは他社の育成契約が切れるタイミングで出会い、とにかくナオト・インティライミの人の良さを買い、どうにか売ってやりたいと思ったそうです。
マネジメントを請け負うのは、アーティストの人生を背負うのと、ほぼ同意です。
2010年4月7日、ナオト・インティライミはメジャーレーベル初のシングル「カーニバる?」をリリース、そしてカップリング曲「風になれ」は、仙台カップ国際ユースサッカー大会の公式応援ソングに採用されました。
まさにナオト・インティライミは、谷口和弘がゼロからプロデュースしてきた初のアーティストとなったわけです。
出展:Youtube
Mr.Children 「足音」Live from TOUR 2015 REFLECTION
Mr.Children REFLECTION {Live & Film} DVD / Blu-ray 2015.12.16 Release!! まったく聴いたことのない音楽なんだけど、凄く ...
ミスチルとナオト・インティライミを手掛ける中で、業界とのつながりも生まれ経験も積み、2014年。
自分の裁量でより多くのことを決められる、自分で全責任を負える環境を求めるようになります。
株式会社エンジンが発足し、谷口和弘はミスチルとナオト・インティライミを有する事務所の社長になったんです。
エンジン発足後は、「足音」をリリース。
感動的なライブも、見事でした。
エンジン社長 谷口和弘が心がけるマネジメント。
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Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25 (前編)
2017年5月10日でデビュー25周年を迎えたMr.Children。 バンド史上最大規模の70万人を動員した全国ツアー『Mr.Children DOME ...
まだ売れていないアーティストをプロデュースすることと、既に売れているアーティストをマネジメントすること。
これは心がけることが違うでしょう。
エンジンで、ミスチルとナオトインティライミを有する谷口和弘社長が心がけるマネジメントとはどんなことなのか。
それは、彼らが彼ららしくいられることを、サポートするということだと、谷口和弘社長はインタビューで語っています(参考:https://www.musicman.co.jp/interview/19712)。
その為にどんなことができるのか?
「緩急」をつけた活動をさせること。
ゆっくり進んだり、速く進んだり。
大きなイベントをやったり、小さなイベントをやったり。
ファンに寄り添った活動を展開したり、ファンから離れたり。
これは、とても大事なことだと思います。
一般人が理解できる範囲に、ミスチルレベルのアーティストは収まってほしくない。
ミスチルがミスチルらしくいるために、事務所であるエンジン社長の谷口和弘は、緩急をつけたマネジメントを心がけているんです。
【参考記事】ミスチルやナオトインティライミが所属するエンジン。谷口和弘社長が心がけるマネジメント。
エンジンの谷口和弘社長がどんなマネジメントを心がけるのか、今回参考にした記事は以下の通りです。
Musicman 谷口和弘社長インタビュー記事
エンジン公式サイト