2024年05月06日更新
井上尚弥 ネリ TKO勝ち

【成敗】井上尚弥「感謝の気持ち」 “悪童”ネリに圧巻TKO勝ち

井上は6回、衝撃的な右ストレートを浴びせてTKO決着となった。インタビューで井上は「自分はこの戦いに集中して心がけてきた。なので勝った瞬間はネリに感謝の気持ちで握手を求めにいきました」と語った。

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「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)

 34年ぶりに東京ドームでボクシング興行が行われ、王者・井上尚弥(31)=大橋=がWBC同級1位の挑戦者ルイス・ネリ(29)=メキシコ=を6回1分22秒TKOで下し、防衛に成功した。通算成績を27戦27勝24KOとした。

 歴史的な一戦で、“悪童”をその拳で成敗してみせた。1回に強烈な右を放つと、ドームが思わずどよめいた。ネリも前に出て応戦。左を豪快に振り回して、井上を威嚇した。接近戦からネリの左フックをもろに浴びて、まさかのプロ初ダウンを喫した。


 しかし、2回に仕切り直すと、カウンターの左フックを浴びせてダウンを奪い返した。3回からは激しい打ち合いを展開。4回中盤には互いに足を止めて、挑発しあう異例の場面もあった。5回には井上のパンチがクリーンヒットする場面が続き、徐々にネリが失速。ネリが頭をぶつけ、井上がクレームをつける場面も。ネリには大きなブーイングが飛んだ。その後、ロープ際の攻防で井上の左フックでネリが2度目のダウンを喫した。

 井上は6回一気に攻勢に出て、中盤にロープ際に追い詰めると衝撃的な右ストレートを浴びせて、ネリは3度目のダウン。TKO決着となった。

 勝利者インタビューで井上は「6年前に日本での因縁があったというのは観戦していたので、ファンの気持ちはしっかり受け止めていたが、東京ドームでの戦いは井上尚弥対ルイス・ネリ。自分はこの戦いに集中して心がけてきた。なので勝った瞬間はネリに感謝の気持ちで握手を求めにいきました」と、語った。

 日本のボクシング界にとってネリは、因縁の存在だった。17年のWBC世界バンタム級タイトルマッチでは山中慎介(帝拳)に挑戦したが、ドーピング検査で陽性反応、2018年3月1日に行われた、王者としての山中との再戦で、1回目の前日計量で55・8キロと2・3キロ超過。最終的に54・8キロと1・3キロ超過で失格となり、王座を剥奪された。試合にはTKO勝ちし、山中は引退を表明した。WBCはネリに無期限資格停止処分、日本ボクシングコミッション(JBC)は日本でのボクシング活動停止処分を下し、ネリは日本ではすっかり「悪童」のニックネームと悪役のイメージが定着することになった。

 井上も山中戦の日、試合会場にいた。それでも「そういった経緯があるのは分かっている」とした上で「今回の戦いは自分対ネリ。過去の因縁を持ち込む気はない」と話してきた。状態を完璧に仕上げた上で「とてつもない試合ができる」と言い放った。ガムを噛みながらの会見、異例のグローブ変更など神経戦を仕掛けてきた相手にも心を乱さず、たたきのめした。

 34年前の東京ドーム興行では、ヘビー級の3団体統一王者だったマイク・タイソンがジェームス・ダグラスの前にまさかのKO負け。“世紀の番狂わせ”と呼ばれた。ドームに巣くう魔物をもねじ伏せ、歴史的一戦で“怪物”が仁王立ちした。

 ◇東京ドーム・タイソンVSダグラス戦VTR(1990年2月11日) 88年3月、トニー・タッブスに圧勝した統一世界ヘビー級王者マイク・タイソンが再び東京ドームに襲来。相手のダグラスは格下とみられ、戦前はタイソンの楽勝が予想されていた。しかし、調整に失敗したのか動きが重く、ダグラスのスピーディーな攻撃に苦戦。8回に起死回生のダウンを奪うも、ロングカウントの疑惑もあってKOを逃した。タイソンは10回に連打を浴びて痛烈なダウンを喫し、そのままカウントアウト。デビューから連勝は37でストップ、鉄人の衝撃的な敗戦に世界中が驚いた。
引用元:news.livedoor.com(引用元へはこちらから)

みんなの反応

「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)

 34年ぶりに東京ドームでボクシング興行が行われ、王者・井上尚弥(31)=大橋=がWBC同級1位の挑戦者ルイス・ネリ(29)=メキシコ=を6回1分22秒TKOで下し、防衛に成功した。通算成績を27戦27勝24KOとした。

 歴史的な一戦で、“悪童”をその拳で成敗してみせた。1回に強烈な右を放つと、ドームが思わずどよめいた。ネリも前に出て応戦。左を豪快に振り回して、井上を威嚇した。接近戦からネリの左フックをもろに浴びて、まさかのプロ初ダウンを喫した。


 しかし、2回に仕切り直すと、カウンターの左フックを浴びせてダウンを奪い返した。3回からは激しい打ち合いを展開。4回中盤には互いに足を止めて、挑発しあう異例の場面もあった。5回には井上のパンチがクリーンヒットする場面が続き、徐々にネリが失速。ネリが頭をぶつけ、井上がクレームをつける場面も。ネリには大きなブーイングが飛んだ。その後、ロープ際の攻防で井上の左フックでネリが2度目のダウンを喫した。

 井上は6回一気に攻勢に出て、中盤にロープ際に追い詰めると衝撃的な右ストレートを浴びせて、ネリは3度目のダウン。TKO決着となった。

 勝利者インタビューで井上は「6年前に日本での因縁があったというのは観戦していたので、ファンの気持ちはしっかり受け止めていたが、東京ドームでの戦いは井上尚弥対ルイス・ネリ。自分はこの戦いに集中して心がけてきた。なので勝った瞬間はネリに感謝の気持ちで握手を求めにいきました」と、語った。

 日本のボクシング界にとってネリは、因縁の存在だった。17年のWBC世界バンタム級タイトルマッチでは山中慎介(帝拳)に挑戦したが、ドーピング検査で陽性反応、2018年3月1日に行われた、王者としての山中との再戦で、1回目の前日計量で55・8キロと2・3キロ超過。最終的に54・8キロと1・3キロ超過で失格となり、王座を剥奪された。試合にはTKO勝ちし、山中は引退を表明した。WBCはネリに無期限資格停止処分、日本ボクシングコミッション(JBC)は日本でのボクシング活動停止処分を下し、ネリは日本ではすっかり「悪童」のニックネームと悪役のイメージが定着することになった。

 井上も山中戦の日、試合会場にいた。それでも「そういった経緯があるのは分かっている」とした上で「今回の戦いは自分対ネリ。過去の因縁を持ち込む気はない」と話してきた。状態を完璧に仕上げた上で「とてつもない試合ができる」と言い放った。ガムを噛みながらの会見、異例のグローブ変更など神経戦を仕掛けてきた相手にも心を乱さず、たたきのめした。

 34年前の東京ドーム興行では、ヘビー級の3団体統一王者だったマイク・タイソンがジェームス・ダグラスの前にまさかのKO負け。“世紀の番狂わせ”と呼ばれた。ドームに巣くう魔物をもねじ伏せ、歴史的一戦で“怪物”が仁王立ちした。

 ◇東京ドーム・タイソンVSダグラス戦VTR(1990年2月11日) 88年3月、トニー・タッブスに圧勝した統一世界ヘビー級王者マイク・タイソンが再び東京ドームに襲来。相手のダグラスは格下とみられ、戦前はタイソンの楽勝が予想されていた。しかし、調整に失敗したのか動きが重く、ダグラスのスピーディーな攻撃に苦戦。8回に起死回生のダウンを奪うも、ロングカウントの疑惑もあってKOを逃した。タイソンは10回に連打を浴びて痛烈なダウンを喫し、そのままカウントアウト。デビューから連勝は37でストップ、鉄人の衝撃的な敗戦に世界中が驚いた。
引用元:news.livedoor.com(引用元へはこちらから)

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