パソナグループ(代表・南部靖之)「INACOMEビジネスコンテスト」の本選大会が1月20日に開催
パソナグループ傘下の株式会社パソナ農援隊は、「INACOMEビジネスコンテスト」と呼ばれる農山漁村の資源を生かした社会課題解決を目的としたコンテストを開催しています。この度令和5年度のコンテストが2024年1月20日に開催されました。ビジネスコンテストの概要や内容について、詳しく見ていきます。
INACOMEビジネスコンテストの概要
期間:2024年1月20日 13~16時
会場:PASONA SQUARE16階(東京都港区南青山3-1-30)、Zoomウェビナーオンライン(オンライン配信)
料金:無料
問合せ先:株式会社パソナ農援隊・地域創生事業部(電話:03-6734-1260、E-mail:inacome@pasona-nouentai.co.jp)
INACOMEビジネスコンテストの内容
パソナ農援隊が主催しているINACOMEビジネスコンテストは、農山漁村地における地域資源を活用して新しい産業創出につながる事業計画などのアイデアを公募します。ビジネスコンテストを開催することで、農山漁村地域の活性化だけでなく、自足的な発展を可能にすることが目的です。
地域資源になるのは多種多様です。具体的には農林水産物や古民家、森林などの景観、さらにはその地域の歴史や文化なども活用できます。コンテストの審査方法ですが、書類や動画などのプレゼン資料などを提出して考査されます。種類審査の結果、優秀な提案をした11人を本選出場者に決めます。出場者になると、専門家から事業化するにあたってのアドバイスをはじめとして事業展開に関するサポートが受けられます。今回事業化するにあたって、主に4つのテーマが用意されました。
他分野との連携
地域資源を活用して、ほかの分野と連携することで農山漁村地域の活性化につなげる事業やアイデアを募集する部門です。ほかの分野にはとくに制約はありません。一見すると農林水産と全く関係ないと思われる医療や観光、教育、スポーツとの連携も可能です。両者を連携することで雇用確保や働き手の所得アップにつなげていくことが主な目的です。
人口対策
農林水産業の深刻な問題の一つに、担い手不足が挙げられます。そこで今回のコンテストでは、地域資源を活用し関係人口の創出を拡大できるような事業アイデアを募集します。雇用創出することで、人口増加効果も期待できます。農山漁村地域の中には過疎化の進んでいるところも少なくないので、この課題に対するソリューションになるでしょう。
デジタル技術の活用
農山漁村地域の課題の一つに、人口減少が挙げられます。少子高齢化が進んでいく中で、人口減少は避けられません。人出が少なくなる中でコミュニティを切り盛りするためには、デジタル技術の活用もソリューションになり得ます。そこでこのテーマでデジタル技術を駆使して、地域活性化につなげられるような事業アイデアを募集します。デジタル技術を導入することで雇用創出や地域経済の活性化を図ります。
フリーテーマ
今回のINACOMEビジネスコンテストでは、フリーテーマでの募集も行っています。自由な発想によって、農山漁村地域の活性化につなげていきます。新技術の導入や農山漁村地域では切っても切れない鳥獣被害対策など、幅広いテーマでアイデアを募集しています。
出場者への特典について
INACOMEビジネスコンテストの本選出場者は、当日プレゼンテーションを行い、最優秀賞と優秀賞、特別賞が決められました。また全出場者に対して、審査員や参加しているベンチャーキャピタルなどから事業展開に関するアドバイスが受けられます。
その他にも協賛企業から企業賞の授与も行われました。商品をはじめとした副賞も進呈されました。さらに出場者のアイデアや取り組みに関して、INACOMEの公式ホームページ上で紹介されます。Webを通じて、自分の事業をアピールできるのも魅力の一つです。
パソナグループの会社概要
会社名:株式会社パソナグループ
本社所在地:〒107-8351 東京都港区南青山3-1-30
創業:1976年2月16日
資本金:50億円
代表者:南部靖之(代表取締役グループ代表)
まとめ
2024年1月にINACOMEビジネスコンテストが開催されました。農山漁村地域は、今後深刻な課題が山積すると見られています。特に雇用創出や過疎化の進む地域の活性化は、喫緊の課題とみられています。そのような問題を解決するために開催されるのが、INACOMEビジネスコンテストです。農林水産業は第1次産業として、引き続き維持する必要があります。農山漁村には地域資源も豊富にあるので、人々のアイデアを使って新規事業に取り組むのも対策の一つになることは確実です。その意味では今回のビジネスコンテストは、持続可能な農林水産業を実現するためにキーになるでしょう。