株式会社ファーマフーズは、9月5日に開催されたelite Japan launch party&ファッションショーにて、次世代サステナブル繊維「ovoveil®(オボヴェール)」を用いたウェアをランウェイショーとして発表しました。
世界5大陸に30以上の事務所を構え、数々のトップモデルを輩出しているelite worldの日本法人、elite Japanは、2024年1月11日に設立されました。その設立発表パーティーで、ファーマフーズは繊維ブランドとして出展し、ovoveil®を用いたインナーウェア、ナイトウェア、ルームウェアなど、男女10ルックのウェアを披露しました。
卵殻膜繊維ovoveil®は、鶏卵の副産物である卵殻膜を10%添加した再生セルロース繊維です。年間約260万トンの鶏卵が消費される日本国内では、約1万トンの卵殻膜が廃棄されていました。ファーマフーズは、卵殻膜を大量かつ衛生的に回収するサプライチェーンを構築し、この未利用バイオマスを有効活用した革新的な繊維を開発しました。
シルクのような滑らかな風合いが特徴のovoveil®は、肌触りの良さだけでなく、環境負荷の低さも魅力です。その優れた特性が認められ、2024年9月4日には「第7回エコプロアワード」にて優秀賞を受賞しました。
今回のファッションショーでは、世界トップモデルたちがovoveil®のウェアを身につけ、その美しいシルエットと優しい素材感を表現しました。ovoveil®は、サステナビリティとファッション性を兼ね備えた次世代繊維として、今後ますます注目を集めることが期待されます。
卵殻膜繊維「ovoveil®」がランウェイを歩いたことは、サステナビリティに対する意識の高まりと、ファッション業界における革新的な素材への期待の高さを象徴する出来事と言えるでしょう。
廃棄されていた卵殻膜を有効活用し、肌触りの良い高品質な繊維を生み出したファーマフーズの取り組みは、循環型社会の実現に向けて大きな一歩を踏み出しました。
今回のショーで披露されたovoveil®ウェアは、その美しいシルエットと優しい素材感で観客を魅了しました。世界トップモデルが着用したことで、ovoveil®は、単なる機能的な素材ではなく、ファッションアイテムとしての魅力も証明しました。
環境問題への関心が高まる中、サステナビリティとファッション性を両立させたovoveil®は、今後、多くのブランドやデザイナーに採用され、私たちの暮らしに新たな価値をもたらす素材として、広く普及していくことを期待しています。