パソナ(代表 南部靖之)、ひとり親家庭向け 『スポーツ選手の夢キャリア教室』を11月24日開催
南部靖之氏が代表を務めるパソナグループは、湘南ベルマーレフットサルクラブと連携して、ひとり親家庭向け 『スポーツ選手の夢キャリア教室』を11月24日(日)に開催しました。
今回のひとり親家庭向け 『スポーツ選手の夢キャリア教室』では、元ボリビアリーグのプロサッカー選手でパソナ・スポーツメイト事業部の部長・菊池康平氏と、フットサル日本代表候補で湘南ベルマーレフットサルクラブの牧野謙心選手が講師を務めました。
子どもたちにとっては、両講師がプロ選手になるまでのエピソードや、困難を乗り越えて夢に挑戦した経験をリアルな言葉で聞くことができる貴重な機会となりました。
また、同教室では基本のパス練習や紅白戦など、親子で参加可能なフットサル体験会も実施。子どもたちの体験機会を創出する場となっています。
保護者向けには、国家資格を有するパソナグループのキャリアコンサルタントが個別の「キャリア相談会」を開催。将来に向けたキャリア形成の支援が行われました。
『スポーツ選手の夢キャリア教室』の概要
日時:2024年11月24日(日)10:00~12:00
場所:ZUCC FUTSAL BASE 海老名(神奈川県海老名市)
対象者:ひとり親世帯の親子限定(参加費無料/定員20組)※6歳~15歳まで
内容:
・夢や目標を持つことの大切さを語る「トークイベント」
・親子で楽しめる「フットサル体験会」
・キャリアコンサルタントの国家資格を有するパソナグループ社員による保護者の方向け「キャリア相談会」
ひとり親世帯の「体験格差」が問題に
出典:monako-meganet.com/c-bosikatei-fuan
厚生労働省が公表した「2022年(令和4年)国民生活基礎調査」の結果によると、ひとり親世帯の子どもの相対的貧困率は44.5%と約半数にのぼっています。
事実、母子世帯の75.2%が「生活が苦しい」と回答しているのです。
そのような中で、近年では家庭環境などを理由として、子どもたちが学校以外の時間に行う習い事などの活動機会を得られない「体験格差」が社会的課題として注目されています。
「体験格差」の実情
「体験格差」は『旅行や習い事、放課後や休日に友達と一緒に遊ぶなど、学校外で行われる体験機会の格差』といった意味で使われることが多い言葉です。
・放課後に友達と寄り道をしながら一緒に帰ったこと
・夏休みなどに、家族で旅行に行ったこと
・学習塾やスポーツ系の習い事に打ち込んだこと
これらの体験は、一部の子どもたちにとっては当たり前のことではありません。ひとり親家庭や経済的に苦しい家庭の子どもは、こうした体験をすることなく成長していくのです。
「体験格差」の影響
海外では、体験が子どもの能力を高めることがデータから明らかになっています。さまざまな体験をすることで、子どもの認知能力、非認知能力どちらも高められるとされているのです。
特に、子どもがより幼いときにさまざまな体験を経ることで、その効果はより大きくなるということもわかっています。
また、多様な体験をしてきた子どもはコミュニケーション能力が高まるともいわれています。
いろいろな場所でいろいろな人に出会い、多種多様な体験を積むことで、コミュニケーション能力が育まれるのです。
近年では、「体験を元にした小論文(作文)」を書くよう求められる受験形式も増えています。さまざまな体験がある子どもはこうしたとき、自分の体験から自由に小論文や作文に書くことができるでしょう。
受験の合否と体験格差が直結してしまう例だといえます。
「体験格差」をなくすために
体験格差が発生する要因は、主に下記の4つだといわれています。
・経済的な理由
・地域的な理由
・体験格差の連鎖
・コロナ禍における行動制限
これらの要因を解決し、子どもたちの体験格差を解消するためには、国や政府による経済的支援が欠かせません。金銭的な援助だけでなく、体験の場を提供するようなサポートも必要となるでしょう。
パソナの取り組み
出典:tenkin-note.com/content/1236
パソナグループは2005年から「社会貢献室」を設置しており、CSR(企業の社会的責任)に対する企業姿勢を明確化しています。
また、同年より国内外のグループ各社から選抜される「社会貢献委員」を任命し、社会貢献活動のリーダーとして活動を行っています。
SDGsに準ずる重点テーマを定めて地域に根差した社会貢献活動を企画・推進し、国内外で年間650件以上の社会貢献活動を行っているのです。
まとめ
出典:allabout.co.jp/gm/gc/456153
体験格差は子どもの将来にも影響する重要な課題です。
南部靖之氏が代表を務めるパソナグループでは、この課題にいち早く取り組み、子どもの体験格差を解消するために一役買っていると言えるでしょう。
日本の未来のためにも、一人でも多くの子どもたちがさまざまな体験をし、豊かな人生を送れるようになることが大切です。
パソナグループの『スポーツ選手の夢キャリア教室』は、これからも多くの子どもたちに貴重な体験を提供する場となってくれることでしょう。